私の持っているSMC Takumar 55mm F1.8は硝材に放射性トリウムが使用されているため、放射線を放っている。
普通に使用するならば人体に問題ないと言われているが、実際にどの程度の放射線を放っているか計測してみた。
測定機器は堀場製作所製の環境放射線モニタPA-1000 Radiを使用。校正は行われておりトレーサビリティ証明書も取得している。
まずバックグラウンドの放射線量を計測。
測定値は0.092μSv/h。
次に前玉を測定部に置き、前玉側を測定。
0.367μSv/hまで上昇した。
そして後玉を測定。
後玉は高い。3.179μSv/h。
ついでにα900に取り付けた時の背面液晶側も測定。
カメラ越しでは0.304μSv/h。随分低くなる。
実際に撮影中受ける放射線はカメラ越しのものになるだろうから、この数字が一番参考になるだろう。
また、所有している他のM42レンズを測定してみたところ、放射線を放っているものは無かった。
実際に使用する際は放射線なんぞどうでもいいから黄変をどうにかして欲しいと思う。分解して日干しにしてみようかとも思ったが、戻せなくなりそうでこわい。
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