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 Peak Designの今年の新商品、トラベル三脚が到着した。
 同種のカーボントラベル三脚としてバンガードのVEO265CB(ディスコン)を持っているので、こちらとの比較を行う。

 小型軽量を売りにするトラベル三脚として最も重要な重量は、VEOが1.5kg、PDが1.27kgとPDのほうが軽量となっている。しかし実際に持ってみた感覚ではそこまで大きな差は感じない。


 ただ、収納サイズには大きな差がある。VEOの脚は一般的な円形断面のパイプだが、PDは異型になっており収納時に足を閉じた状態で一本の円柱状になるよう設計されている。この仕組みにより収納時の直径が非常に小さくなっている。
 収納時の全長も優秀だ。VEOを完全に畳んだ状態ではVEOのほうがPDよりも数mm短くはなるのだが、これはセンターポールを反転して収納した場合の話だ。センターポールを正位置にした状態では雲台の高さ分がまるまるプラスされ、PDよりもだいぶ長くなる。
 トラベル三脚では一般的なセンターポール反転、もしくは脚反転の機構、個人的にはカタログスペックを盛るためだけの実用に即しないものだと思っている。実際にトラベル三脚を使っている人でも、バッグ内にすっぽりと収納するのでもなければ反転は使わないだろう。私のように運搬がPDのEveryday Messengerであれば全長を縮める必要もないため、ただ手間になるだけだ。PD三脚の優れた点はこうした面倒な一手間無しでこの縮長を実現していることだ。
 脚の太さは最も太い脚でVEOがΦ26.0に対し、PDは概ね23.5×36.0となっている。最薄部はVEOよりも薄いが幅は広いため、曲げに対する剛性はおそらく同等レベル、ねじりに対してはPDのほうが優秀と思われる。
 耐荷重はカタログスペック上でVEOが8kg、PDが9.1kgとPDのほうが優秀だが、三脚の耐荷重に関しては規格が存在せずすべてメーカーの独自基準のためメーカーをまたいでの比較は不可能。参考程度に。


 脚をすべて伸ばした状態での高さはPDのほうが高い。エレベータを伸ばすとPDが1524mm、VEOが1500mmと多少差が縮まるが、三脚はできるだけエレベータを伸ばしたくないものなのでPDの高さは嬉しい。


 脚の縮長はほぼ同じなのにPDのほうが高くなるのはレバーロック機構の厚みが関係している。PDのほうがレバーの一つ一つの高さが低いため、その分伸びる長さを確保できているのだろう。


 しかしここでPD側のデメリットが2点出てくる。まずはエレベータの細さだ。実際に触ってみるとパイプの肉厚が厚いのか中実なのかはわからないががっしりした印象はある(というか円形断面でないので肉厚を上げるか中実にしないと簡単に凹んだり曲がったりする)。しかし厚肉小径パイプと薄肉大径パイプを比較すると、薄肉大径のほうが圧倒的に剛性は上になる。たわみで言えばパイプ直径の4乗に反比例するので、PD三脚のエレベータの細さであれば剛性はあまり期待できない。
 更にこの頼りないエレベータを使用したくない場合でも、自由雲台を使う場合はある程度エレベータを伸ばさなければいけない構造となっている。これは反転機構を使用せず縮長を縮めるための構造が原因だ。とはいえたわみは長さの3乗に比例するため、最低限の高さであれば影響は小さいだろう。
 雲台部分に関しては自由雲台になっており、操作部はアルカ互換クランプとクランプのロック部、自由雲台のロックリングとなっている。


 クランプはアルカ互換プレートを固定側に引っ掛けて可動側は上から押し付ければカチリとはまる。その状態でロックリングを回せば完全に固定される。アルカ互換はほとんどがネジでのクランプだが、これはワンタッチになっている。また、アルカ互換のワンタッチで一般的なレバーロックは相性問題が現れやすい。アルカ互換プレートは規格が存在しているわけではなく微妙に寸法が違うことがあるため、レバーロックではスカスカで固定できない、きつすぎてロックできないということがある。その点、このPDのクランプはワンタッチでありながら相性問題が現れにくい形式となっている。
 また、完全にロックする前のはめ込んだだけの状態でもある程度の保持力があり、滑り落ちて落下させる可能性が低くなっている。脱落防止に関してはそれ用のピンもあり、PDの正方形プレートを使う場合は脱落の危険はほぼゼロと言っていいだろう。三脚座がアルカ互換になっているようなものでは脱落防止ピンが邪魔になるが、そういった場合は六角でピンを取り外すことも可能だ。VEOの雲台ではピンの取り外しに関しては全く考慮していない作りだったため、こちらのほうがユーザーフレンドリーだ。
 自由雲台部はクランプ用ロックリング下部のローレットのあるリングが自由雲台用ロックリングになっている。この自由雲台で良かったところはロックリングを完全に緩めた状態でもフリクションがスカスカにならず一定のトルクを保っていることだ。VEOの雲台では緩めきるとトルクがスカスカなフリー状態になっていた。滑らかさに関してはアルカスイスなどの高品質な自由雲台を使用した経験がないので比較はできない。個人的にはスチルでの実用になんら問題はないと思う。


 しかしこの自由雲台はサイズを重視したためのデメリットも多い。一般的な自由雲台は縦位置のために90度傾けることができるようになっており、傾けた状態で自由にチルト(上下方向角度調整)ができる。PD三脚の雲台ではボールを保持する3点の固定具が邪魔になるため、縦位置ではグリップ側を上にする形でしか水平に固定できない。チルトするにも制限が生まれる。真下・真上にも向けられず少し角度がついてしまう。


 こうした極端な条件でなくとも、概ね45度以上の傾きでは制限が出てくる。これはコンパクトさを優先した結果なので致し方ない。私は購入していないが他社製雲台をつけるアダプタも用意されているので、不満であれば自分で自由に雲台を付け替えすることもできる。当然重量も大きさも増すが。
 頼りないと言ったセンターポールにも見るべきところがある。逆付け・ローポジションに対応し、中にスマートフォンホルダーを内蔵しており、フックがついている。


 フックは荷物をかけることで三脚の重量を増し、安定性を高めるためのものだ。フックのない三脚ではストーンバッグを取り付けて同様のことができるが、このために別途ストーンバッグを持ち歩かねばならない。付け外しも手間になる。私は一応持っているが使ったことはない。


 このフックはエレベータが抜け落ちないためのストッパーの役割も担っている。また、フックを外すと中にはスマートフォン用のホルダーが収納されている。



 このスマホホルダー収納部には磁石が仕込まれており、勝手に抜け落ちることはない。


 フックを外しセンターポールを抜くと、センターポールの逆刺しが可能だ。そのまま真俯瞰撮影ができる。また、センターポールは六角で2分割にでき、短くすればローポジション撮影ができる。


 この分割に必要な六角は脚にホルダーがあり、邪魔にならないよう収納可能だ。これは逆さまにしても抜け落ちない。この六角は大小2つのサイズが一組になっており、これだけで三脚の殆どのネジを回すことができる。


 こうしたローポジション撮影への対応はVEOでは別パーツの短いセンターポールへの換装が必要だった。非常に固く外しにくいセンターポールストッパーを外し、別途持ち歩かなくてはいけない工具で雲台を外し、収納する場所のない別パーツに雲台を取り付け、センターポールを差し替える。こんなことやってられるわけがない。


 PD三脚では確かに多少の手間はかかるものの、三脚に装着して常に携帯する工具一つで変更が可能なため、現場で行うにあたって現実的な手間となった。


 エレベータのロックネジも少し工夫がある。飛び出ていては収納時に邪魔になり、短ければ操作時に扱いにくい。その問題を解決するため操作時のみカチリと引き出すことができる。
 また、個人的に嬉しいのがカーボン三脚なのにレバーロックであることだ。カーボンのレバーロックは選択肢が少ない。私がVEOを買ったのはカーボンでレバーロックでアルカ互換だったからだ。PD三脚もこの3要素を満たす。VEOに比べロックレバーが長いことも高ポイントだ。テコの原理で少ない力で開閉できる。
 あと私は使わないがケース。Everyday Messenger等と同じ材質のようだ。アンカーを取り付けできるループがある。サイズはギリギリで三脚を収め直すのは少々手間になる。ちなみにアンカーは本体にもセンターポール先端のフックと脚の根元付近の2箇所に取り付けできる。
 ケース内には分解工具も入っている。砂を噛むなどして動きが悪くなったら使うだろう。
 PD三脚のいいところばかり書いたが、最後にVEOのほうが優れていた点を2点挙げよう。


 1点目は開脚角度のロックだ。VEOは側面のボタン式で3種類、PDはレバーで2種類しかない。通常用とローポジション用だけだ。階段など段差がある箇所では使い勝手が悪くなるだろう。


 2点目は石突だ。これはPDが劣っているというよりVEOが優れているのだが、VEOの石突はゴムをねじ込むことでゴム石突とスパイクを簡単に切り替えることができる。PDはネジによる固定で、標準はゴムになっている。スパイクは別売りのため私は買わなかった。

 こうして見るとPD三脚は非常に優秀で、不満点はほぼない。唯一自由雲台の可動域が残念だが、それはコンパクトさとトレードオフの要素だ。
 アルカ互換のトラベル三脚では最も高品質なものの一つだろう。流石に一番細い脚の太さを見ると心もとない気もするが、これはトラベル三脚だ。1.27kgという重さを考えれば十二分な役割を果たしてくれるだろう。

 私のメインのカメラバッグはPeak DesignのEveryday Messengerだ。これはカメラバッグとしてのみならず普段遣いのバッグとしても利用している。
 しかしKickstarterで購入したもののため、すでに4年弱使用している。まだまだ使えはするものの擦り切れそうな部分も出てきた。そのため、今年のKickstarterで買い換えることにした。
 新しいものが届き古いものと見比べたところ、仕様が変わっている箇所が想像以上に多かったため変更箇所をまとめる。


 まずは公式にもアナウンスされていた背面について。新しいものはキャリーバッグの取っ手に通すことができるループが追加されている。事前に知っていたのはこの仕様変更だけだ。
 また、写真でもわかるが旧バージョンは背面のみ材質が異なっていた。前面・側面はやや撥水効果がある布だったが、新バージョンでは背面も同じ材質が使われている。


 次に細かいデザイン面。底部は防水・耐摩耗の素材が貼り付けられているが、新しいものは背面の固定具がなくなった。


 全面フラップの「peak design」と書かれたタグもわずかにデザインが変わっている。


 三脚を通す部分、ゴムバンドを入れる箇所に「the everyday messenger 15"」のテキストが追加されている。これは13"のサイズが追加されたときに変更されたものだろう。また、このポケット表側がやや伸縮性がある材質に変更されている。このためこの部分の収納容量がわずかに上がっている。


 ポケットの内部も色が変わっている。


 金具の色も変わっていた。写真では旧に傷があることもあってわかりにくいが、旧はシルバー、新はガンメタになっている。


 背面のポケットも仕切りの材質が変わっている。これは三脚用ゴムバンドのポケットと同じ材質になっているため、もしかしたら耐摩耗性が高い材質なのかもしれない。
 この仕切は旧ではマジックテープがあったが、新では無くなっている。



 また、旧型ではこの背面ポケットは左右にペンなどを入れられる程度に仕切られていたが、新では背面から見て右側の仕切りが無くなった。左側には残っている。


 ベルトの取付部内側の処理も変わった。古いものは金具に当て布があったが、新型では金具が露出している。内容物と金具が直接触れる可能性がある。


 ここからは機能面にも関係する部分だが、底部も少し変わっている。
 新旧の写真を見比べればわかるが、旧のほうが形がしっかりしている。底部にはおそらくプラスチックの芯地が入っていると思われるが、新しいほうが柔らかいものになっているようだ。このため柔軟性が増している。



 前面ポケットの中は仕切りのゴムが変わっており、布地も厚みが増している。古い方は頻繁に使用しているとゴムが伸び切ってしまいそうだったが、新しい方は強度が増しているようだ。
 ただし、このおかげで伸縮性は犠牲になり仕切りに入れられる容量はかなり減ったと思われる。


 一番大きな変更は側面ポケットだろう。この写真からは下部にマチが追加されているため容量が微増したことがわかる。


 また、左右ともに赤丸部分にマグネットが埋め込まれ、軽くではあるがポケットが閉じるようになった。


 スタビライザーの収納部分も変更されており、側面ポケットと共通になった。古いものでは側面ポケットとスタビライザー収納スペースは仕切られており、スタビライザーのスペースが非常に狭かったため出し入れがかなりの手間だった。
 この変更によってスタビライザーの出し入れが楽になったが、側面ポケットへ収納したものとスタビライザーの金具が直接触れるようになった。また、ごく小さなものを入れるとスタビライザーの出し入れ口からこぼれる可能性がある。


 旧バージョンの一番の問題点だったであろう溶ける滑り止め。Everyday Messengerではあまり聞かないが、同じ材質だったSLIDEでは溶け出した滑り止めが服を黒く汚したという報告がある。これは洗濯しても落ちない。
 この滑り止めはおそらくであるが材質が変更されたように思える。とはいえ見ての通り旧品は4年弱の使用ですでに溶けており元の状態を思い出せない。まあSLIDEでは変更されているし、Peak Designがこの問題を放置するとも思えないので対策されているんじゃないだろうか。


 機能面での最大の変更はFlex Foldが二重の新型になっていることだ。
 個人的にはこの二重のFlex Foldは活用したことがないため、ただ厚ぼったくなっただけに感じてしまう。

 今回、Kickstarterで購入した最初期のものと最新のものを比較したが、公式にアナウンスされている箇所以外にも多くの箇所が変更・改良されていることが分かった。中にはコストダウンと取れるものもあるが、全体的には使い勝手を向上させるためのものがほとんどだ。
 新製品でないものに対しても細かな改良を続けてより良い製品にしようという意思が感じられる。さすがPeak Designだ。

 毎年恒例のPeak DesignのKickstarter。今年も出資。

 今回、新しいCapture v3とPro Pad、SLIDEのセットに出資し、ついでに新しいLEASHとCUFFも購入。
 LEASH以外は旧版も持っているので比較を行う。

 まずはCapture v3。かなり大きい変更があった。
 第一に小型化された。重量もv2比で3割減とある。付属のStandard Plateも薄型になった。
 しかし小型化にあたって悪くなった点もある。

 まず、薄型化されたStandard PlateはCapture v1、v2で使用できなくなった。
 カメラを横から入れれば取り付けはできるのだが、縦から入れるとCaptureの取り付けボルトがカメラ底面と干渉してしまう。


 しかし、これには対策がある。
 Capture v3には従来別売りだったロングクランピングボルトが付属している。


 このボルトをv2に使用すれば取り付けネジの飛び出しがなくなり、v2でも底面が干渉しなくなる。


 これは公式にアナウンスされた使い方ではないので、その他の不具合が発生する可能性は否定できない。

 二つ目に、取り付け幅が狭くなった。


 このため、私が愛用しているthinkTANKphotoのRotation180 Proでは肩紐への取り付けができなくなっている。


 v2では幅広な肩紐にも対応できる幅があったが、v3ではご覧のとおりだ。


 第三に、Capture Toolが使用できなくなった。


 プレート取り付け部よりもネジ頭が奥まった場所についているため、Capture Toolをはめることができない。


 そもそも、ネジ頭の形状が変更されているためCapture Toolが噛み合わなかった。
 このため取り付けは手締めでしか行えなくなっている。
 しかし前述のロングクランピングボルトならば六角での締め付けとなるため、Capture Toolの六角部分で強固な締め付けが可能だ。
 ベルトなどに付ける場合、ロングクランピングボルトは背面のネジの飛び出しが体に当たり使えないため、通常のボルトにも六角穴を付けていてほしかった。

 他にも小型軽量化のためにスポイルされた機能がある。

・ベース逆付けによるアンカー取り付け

・右側のスプリング

・ベースの三脚穴
・プレートロック機構

 これらのスポイルされた機能は、正直なところ冗長で活用している人は殆どいなかったのではないかと思われる。特にベースの三脚穴は活用のしようがなかった。何のために付いていたのだろうか?
 しかしプレートロック機構はCapture Lensで使用する際は活用していたので、なくなったのは少々寂しい。

 次にPro Pad。これは率直に言うと改悪としか思えなかった。


 まずこちらも小型化されクッション面積が減った。
 さらに裏面も旧版のほうが柔らかくクッション性は高そうだ。


 取り付けの自由度でも、表面を見て分かる通り縦向きに固定する機能がなくなった。

 こちらもCaptureの小型軽量化の影響でv3では旧版は使用できない。


 しかし縦向きに使用したい場合はv3でもなんとか使用できる。


 縦向きに使用したい人は旧版が無くなる前に確保しておいたほうがいい。
 また、ベース部を通す部分が新型では固く非常に通しにくい。
 最初にも書いたがこれは改悪だ。デザイン面はともかく、機能面では何ひとつ褒める点が見つからない。

 新型CUFF。これはKickstarter以前に改良されたものだ。


 手を通した後の長さ調整が簡単になっている。すこし引っ張れば手首部分が締まってくれ、脱落防止には効果が高い。

 また、この世代からアンカーの取付部が多少変更されていた。


 下が新型だ。バネがやや強くなっており、不意の脱落が起こりにくくなったようだ。
 もともと旧型でも脱落したことなんてないが。

 新型LEASHとSLIDE。このLEASHもKickstarter以前の改良だ。


 LEASHは旧型を持っていないので改良点はよくわからない。
 伸縮のスムーズさは伸ばす方向は十分。縮める方向はコツがいり、JETGLIDEと比較すると不合格。一眼レフクラスには細すぎるため使うことはないだろう。

 SLIDEはものすごく、ものすごく良くなった。伸縮のスムーズさは旧型のガッカリ具合とは比較にならず、JETGLIDEにはあと一歩及ばないながらも比肩すると言っていいだろう。惜しむらくはクッション部分が伸縮には使えないために最短時の長さがやや長いことだ。
 すべり止めも新しくなり、耐久性が増したとアナウンスされている。旧型では滑り止め部分が溶け出し服を黒く汚したという報告もあるため、新型では改善されているのではないだろうか。

 LEASHとSLIDEにはこの世代から非常に小さいアンカーマウントが付属している。


 これはCaptureには付けられずアルカ互換でもないのだが、とても小さい。
 私は縦グリの底面に付けた。従来のプレートでは縦グリ使用時に手に当たる部分が大きかったためグリップ感を損なっていたが、このアンカーマウントならばほぼ気にせず使用できる。

 最後に新型アンカー。これもLEASHやCUFFと同タイミングでの改良だ。


 写真は右が第二世代、真ん中が第三世代、左が最新の第四世代。
 これは最高だ。
 ヒモ側の半分がテーパになっているところが最大の特徴となっている。旧型では取付時もアンカーを指で押し込みながらスライドさせる必要があったが、新型では取付部に引っ掛けたあとに軽く引っ張るだけで取り付けできる。
 また、取り外し時もテーパ部分のおかげで外す方向に力をかけやすい。
 紐部分も細くなったために三角環を使用しなくても取り付けができる。GRのような取付部にも付くだろう。
 耐荷重には一抹の不安が残るが、公式発表では第三世代と変わらない90kgを謳っている。実際に第二世代よりは丈夫に思えるし、第二世代はほつれが起きやすかったためそれよりは安心できる。
【2018/06/10追記】
 第四世代(V3)にほつれの問題が発生したため、紐を太くしたV4への交換が発表された。

 今年の新製品はPro Pad以外は順当に良くなっている。惜しむらくはCaptureの取り付け幅が狭くなったことだ。ザックの肩紐などに付けることを想定している人は取り付け幅76mmに適合するか確認したほうがいい。