BlackRapidタイプの速写ストラップ

 BlackRapidをはじめとする速写ストラップ、私はあまり好きではないのだが手元に2本揃ったのでレビューを書いてみる。  手元にあるものは ・CarrySpeed FS-PRO ・FotoSpeed F1 Black Kingkong  の2本だ。BlackRapidは持っていない。 ・BlackRapid  まずは速写ストラップの草分け的存在、BlackRapid。  所有していないが、モノは見たことがある。そして見た時点でこれだけは買うことはないと結論づけた。  その最大の理由はカメラとの接続部であるファステンの構造だ。  単に三脚穴にねじ込んだ金具にカラビナを取り付けるだけの構造であり、この点にはなんの工夫も見られない。  最大の問題は落下のリスクが高いと思われることだ。ファステンに回転の力が加わると容易に緩んでしまう。一応カラビナ部分が回転して力を逃がす構造にはなっているが、カラビナは丸くないため何かに引っかかる可能性がある。引っかかったまま力が加わればファステンが緩むしかない。  実際に「BlaskRapid ...

同一倍率時の焦点距離によるボケ量変化

 以前の記事でフォーマットサイズによってボケ量がどう変化するか計算した。 フォーマットサイズによるボケ量の変化 | 五海里 http://illlor2lli.blogspot.jp/2016/08/blog-post.html  今回はフォーマットサイズが同一でも、レンズの焦点距離が伸びたときに同一倍率で写したときのボケ量の変化について計算する。  一般的にボケが大きくなる条件としては、レンズの焦点距離は長いほうが、被写体との距離は近いほうがボケは大きくなると知られている。しかし、目的の被写体を異なる焦点距離で写した場合、焦点距離が長いレンズ(ボケが大きい)では被写体との距離は遠く(ボケが小さい)ならなければ同一倍率では写せない。  その場合、焦点距離の長さと被写体との距離の関係のどちらが大きく影響するのか、計算にて求める。  使用する式は以前と同じ。 δ = d*f^2/(R*F*(R+d)) δ : 像面上のボケの大きさ(後ボケの場合)[mm] R ...