sd Quattroの上位互換。 それだけで説明が終わってしまう。 35mm判に対するAPS-Cが「写るテレコン」なら、こちらはさしずめ「写るワイコン」。 無印より劣るところはバッファ。12枚だったのが8枚になる。そしてそれはDCクロップ時も変わらない。 とは言え、SD1のバッファに慣れている身には大した問題ではない。 連射速度はHのほうが多少速いが、どちらも大差なく遅いので安心してほしい。 今sd Quattroを購入したいと思うならば、Hを買っておいたほうがいいだろう。画素ピッチは無印もHも同じなので、DCクロップで得られる画素数は無印と全く一緒である。 以下作例。 【sd ...
ようやく出てくれた、Artの85mm。当然予約購入。 外観はピントリングの幅が広い。そして距離指標に無限遠の線がない。 無限遠の線はArt 20mmあたりの頃から完全に廃止されてしまったようだ。個人的には残念。 解像力チェックだが、多分開放のAPS-C隅でも点光源は点像にしか写らないと思うのでやってすらいない。根拠はMTF曲線とLensTipのレビュー。 LensTipでは解像力のピークがなんと、F2.8になっている(35mm判隅のみF4)。このピークのF値は開放に近いほど収差が少ないことを意味している。 一般的な写真レンズでF2.8がピークになるというのは驚きの性能だ。 また、この85mmと12-24mmからArtレンズに簡易防塵防滴が加わった。これはマウント部にゴムのシーリングが加わっただけで、ピントリングなどにはシーリングはない。 しかしこのシーリング、赤丸で囲った部分で切れているのがわかるだろうか。全周の1/4弱にシーリングがない。 果たして実際の防防性能はどうなのだろうか? あまり期待出来なさそうに思える。 2017/1/26追記 SAマウントにはシーリングはないとのこと。上に挙げたものはシーリングではない。 購入後、USB ...
SIGMAにはSGV以降のレンズを他社マウントへ交換するサービスを行っている。 今回、120-300mmのFマウントを購入し、SAマウントへ交換した。 交換の手順は ・SIGMAにレンズと交換先マウントを明記したメモを送る。 ・SIGMAから確認の電話を受ける。 ・約2週間後、レンズ発送の連絡を受ける。 ・受け取り時、交換費用を代引きで支払う。 となる。 SIGMAのページにはメモと一緒にレンズを送れ、としか書いていないためいきなり送りつけていいものか迷ったが、どうやらいきなりで大丈夫なようだ。 メモには交換先のマウントを書くと ...
いわゆるサンニッパズーム。 ズームと呼ばれてはいるがバリフォーカルだ。250mm〜300mm間あたりでピント位置がかなり変化する。 このレンズはtwitterで中古売買したものをマウント交換したものだ。本当は新品購入するつもりだったが、マウント交換の費用を含めても相場より安く手に入ったため中古で購入となった。 まずは新レンズ恒例の解像力テスト撮影を行った。 今回からsd Quattroのライブビュー拡大MFが使用できたため、非常にやりやすかった。隅部分の拡大もAFポイントを9点選択から自由移動にして目一杯端を選択すれば問題なく拡大できた。 テスト対象は星を撮ったのだが、結果として開放で中央でも隅でも2xテレコンを噛ませても何の問題もない点像にしか写らなかったため割愛する。 撮影中に気付いたが距離目盛の無限遠ではオーバーインフだった。これは個体差もあるかもしれない。 では作例。 【SIGMA ...
BlackRapidをはじめとする速写ストラップ、私はあまり好きではないのだが手元に2本揃ったのでレビューを書いてみる。 手元にあるものは ・CarrySpeed FS-PRO ・FotoSpeed F1 Black Kingkong の2本だ。BlackRapidは持っていない。 ・BlackRapid まずは速写ストラップの草分け的存在、BlackRapid。 所有していないが、モノは見たことがある。そして見た時点でこれだけは買うことはないと結論づけた。 その最大の理由はカメラとの接続部であるファステンの構造だ。 単に三脚穴にねじ込んだ金具にカラビナを取り付けるだけの構造であり、この点にはなんの工夫も見られない。 最大の問題は落下のリスクが高いと思われることだ。ファステンに回転の力が加わると容易に緩んでしまう。一応カラビナ部分が回転して力を逃がす構造にはなっているが、カラビナは丸くないため何かに引っかかる可能性がある。引っかかったまま力が加わればファステンが緩むしかない。 実際に「BlaskRapid ...