あまりにもブログに書くことがなさすぎるため、カメラとは関係ないが最近買った商品についてレビューしてみたいと思う。 「allocaco 卓上ドリンククーラー」というこの商品はペルチェ素子を利用してコップを直接冷却・加熱するものだ。これにより常温の飲み物を10分で冷却し、温かい飲み物も飲み頃の温度をキープできると謳われている。 インターフェースは本体にボタンが一つだけのシンプルなもの。このボタンを押せば電源が入り冷却開始、長押しで加熱へ切り替えができる。 この製品のメリットは上に挙げられたとおりだが、ここでは実際に使ってみて分かったデメリッ ...
最小錯乱円とは、レンズを通った光束が最も小さい直径となる箇所のことである。ということは通常であればその位置がピント位置となる。 しかし、そうならない特殊な場合も存在する。 代表的なものはソフトフォーカスレンズだ。 トップの画像はソフトフォーカスレンズに代表される球面収差アンダーコレクションの収差を示している。 この図での最小錯乱円、ピント位置の直径をそれぞれ示したものが下の図だ。 見ての通り、直径だけならばピント位置の光束は最小錯乱円でのそれに比べ3~4倍ほどになっている。 ここで直径だけではなく、光束の強度も加味してみ ...
Peak Designの今年の新商品、トラベル三脚が到着した。 同種のカーボントラベル三脚としてバンガードのVEO265CB(ディスコン)を持っているので、こちらとの比較を行う。 小型軽量を売りにするトラベル三脚として最も重要な重量は、VEOが1.5kg、PDが1.27kgとPDのほうが軽量となっている。しかし実際に持ってみた感覚ではそこまで大きな差は感じない。 ただ、収納サイズには大きな差がある。VEOの脚は一般的な円形断面のパイプだが、PDは異型になっており収納時に足を閉じた状態で一本の円柱状になるよう設計されている。この仕組みにより収納時の直径が非常に小さくなっている。 収納時の全長も優秀だ。VEOを完全に畳んだ状態ではVEOのほうがPDよりも数mm短くはなるのだが、これはセンターポールを反転して収納した場合の話だ。センターポールを正位置にした状態では雲台の高さ分がまるまるプラスされ、PDよりもだいぶ長くなる。 トラベル三脚では一般的なセンターポール反転、もしくは脚反転の機構、個人的にはカタログスペックを盛るためだけの実用に即しないものだと思っている。実際にトラベル三脚を使っている人でも、バッグ内にすっぽりと収納するのでもなければ反転は使わないだろう。私のように運搬がPDのEveryday ...
センサーサイズが大きいカメラはボケが大きくなりやすい。これは事実だ。 だがしかし、現在中判デジタルとして主流である44×33mmのセンサーを持つカメラでは少々事情が異なる。 現在、現行の中判デジタル用マウントはPENTAX 645マウント、FUJIFILM Gマウント、Leica Sマウント、HASSELBLAD Xマウント・Hマウントあたりだ。このうち、ハッセルHマウント以外はすべて44×33mmのセンサーを持つボディしかない。 さて、センサーサイズの違いがボケ量にどのような変化を及ぼすかについては過去記事でまとめている。 フォーマットサイズによるボケ量の変化 ...
ひょんなことから安く中古が手に入った。セコニックの分光色彩照度計、C-7000。 これは光源のスペクトル、演色評価、CIE1931、CIE1976を計測できる。このうちCIE1931とCIE1976は私はよく分かっていない。ディスプレイの色域関係の話で見たような気もする。 とりあえず手近な光源のスペクトルを調べてみることにした。 まずは太陽。窓ガラス越しに計測。 窓ガラス越しであることが影響してか380nm付近の紫外線の波長は多少落ち込んでいるが、さすがの演色性だ。 次に私が使っている日立のシーリングライト。「まなびのあかり」というモードを搭載しており、Ra92を謳っている。 公称のRa92を超えRa93.1という計測結果になった。スペクトルの全体像を見るとまさにLEDといった形で、450nmの波長に大きなピークがある。演色評価のグラフを見るとR9が63.5と落ち込んでいるが、人工光源でこの数字ならば優秀な方だ。 同じシーリングライトで「全灯」では以下の結果となった。 日立のまなびのあかりを搭載したシーリングライトにおいて「全灯」とは2種類の白色LED全てを点灯するという意味であり、「まなびのあかり」ではそれに加え赤と青のLEDを追加で点灯させている。そのため「全灯」という名称だが全てのLEDが点灯しているわけではない。 「まなびのあかり」と比較すると480nm付近と640nm付近の波長が落ちており、演色性も86.7と特に良いわけではない(ちなみに公称はRa85)。 次に電球色LED。 LEDによく見られる450nm近辺のピークは非常に少ない。ピークは608nmで長波長側のスペクトルが豊富かつ色温度も2500Kと低いが、R9は9.8と非常に低い。Raも82.8と芳しくなく、正確な色を得るための光源には不向きだ。 では同じくらいの色温度だが演色性は高いと言われる白熱電球のスペクトルを見てみる。 圧巻のRa99.1だ。今回の計測では太陽を超えてしまった。R9も96.4と非常に高い。 個人的にはこのスペクトルで青系統のR4〜8とR12が高い(R12は文字が潰れて見えないが98.6ある)のが不思議に感じてしまうが、それは色温度2700Kという低さに現れている。演色性は高いものの色温度の低さから扱いにくい光源だ。 次は昼光色LEDだ。 THE・LEDのスペクトルといった風情だ。450nmに大きなピークがあり、Raは86.5とそこまで高くない。 次は蛍光灯のスペクトルを見てみよう。 こちらも典型的な三波長蛍光灯のスペクトルだ。こうして見ると演色性の観点から言えば蛍光灯はなかなかひどい。Raも78.9といままで登場したLED全てに負けている。高演色性を謳う製品ではLEDよりも蛍光灯のほうが演色性が高いことが多いため、通常の蛍光灯でもLEDより優秀な印象を勝手に持っていたが、その認識は改める必要がありそうだ。 唯一LEDに勝っているかもしれない点は、ピーク波長が544nmという緑色の領域のため同じ光度ならば蛍光灯のほうが明るく感じられることがあるかもしれないというところだろうか。とはいえ実際は同じ大きさであればLEDのほうが光度は高いだろうし、消費電力も小さい。 R9も9.0と低く、例えばトマトサラダやレアステーキなどはLED光源よりくすんで見えるかもしれない。食卓の光源にも向いているとは言い難い。ダイエットがしたいなら優れているかもしれないが。 ちなみにLEDには450nmに大きなピークがあり、一昔前からこれを指して「ブルーライトが多く目に悪い」とする風潮があるが、かなり眉唾だ。 ブルーライトの有害性を謳うWebページの中には「強いエネルギーを持っており、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します」などと書いてある。バカか。網膜で光を受けずにどうやって物を見るのだ。全ての可視光は網膜まで到達しているに決まっている。ついでに言えば赤い光よりも波長が短いブルーライトのほうが角膜や水晶体で吸収される割合は高いだろう。こんなおつむがパーなことを平気で書いている時点で主張の信憑性に大きな疑義が出る。 だいたい、一番最初に載せた太陽のスペクトルを見て欲しい。ガラス越しでもLEDなんかよりもよっぽどブルーライトや紫外線にあふれている。ブルーライトが有害ならば太陽のほうがよっぽど有害である。 ただし、人類の歴史の中の大部分で太陽以外の光源は火くらいしかなかった。目へのダメージという観点では一笑に付すが、従来は太陽にしか含まれていなかったブルーライトを受けることによって体内時計が狂い睡眠に支障が出る可能性までは否定する気はない。 しかし諸々のメリットを考えればもはや三波長蛍光灯を使うメリットはあまりないのではないだろうか。 このC-7000はストロボ光の測定もできる。そのため手持ちのEF-610 ...
私のメインのカメラバッグはPeak DesignのEveryday Messengerだ。これはカメラバッグとしてのみならず普段遣いのバッグとしても利用している。 しかしKickstarterで購入したもののため、すでに4年弱使用している。まだまだ使えはするものの擦り切れそうな部分も出てきた。そのため、今年のKickstarterで買い換えることにした。 新しいものが届き古いものと見比べたところ、仕様が変わっている箇所が想像以上に多かったため変更箇所をまとめる。 まずは公式にもアナウンスされていた背面について。新しいものはキャリーバッグの取っ手に通すことができるループが追加されている。事前に知っていたのはこの仕様変更だけだ。 また、写真でもわかるが旧バージョンは背面のみ材質が異なっていた。前面・側面はやや撥水効果がある布だったが、新バージョンでは背面も同じ材質が使われている。 次に細かいデザイン面。底部は防水・耐摩耗の素材が貼り付けられているが、新しいものは背面の固定具がなくなった。 全面フラップの「peak ...